モッチとキナーコの美味しいひそひそ話

第6章多国籍?無国籍?

モッチ

キナーコさん、スーパーに行ったら、お餅売っているの見たことある?

キナーコ

モチろん!

モッチ

OK!じゃあ、どこの売り場で売っているかなぁ?

キナーコ

えぇっーと・・・、食パンの横だったかなぁー、いや、お米の横だったかなぁー・・・、えー、わかんない。

モッチ

正解は、アチコチです。

キナーコ

どういうことよ。

モッチ

お餅は、多国籍であり、無国籍なんだ。つまり、食品の種類で分けようにも色んな分け方をされてしまうんだ。例えば、日持ちのする硬いお餅は、あられ・スナックなどお菓子売場の一角に置かれる場合もあるし、お米売場に並んでいる場合もある。

モッチ

逆に、日持ちのしない柔らかいお餅や和菓子なんかは、食パンやケーキ・洋菓子に近い売場に置いて売られることが多いんだ。また年末の売れる時期になると、目立つ場所にたくさん置かれて、他の食品と一緒に売られるようになる。キナーコさんと一緒に並ぶこともあるよね。

キナーコ

そういえば、12月だけモッチさんと一緒に置かれることがあったわ。

モッチ

年末だけは、お正月商品として目立つんだけど、あとはたまに鍋物フェアーとかで目玉にされて・・・。

キナーコ

目玉ってなあに?

モッチ

普段の価格より少し安い価格にして、目立つ場所で売られることさ。でも、たまにスポットライトを浴びるのは、それなりにうれしいものさ。

キナーコ

じゃあ、それ以外の季節はどうしてるの?

モッチ

どこかにじっと潜んでるんだ。でも、本当はずっと目立つ場所に居たいんだけどな。

キナーコ

冬場以外は人気がないから、目立つ場所からはずされるんでしょ。

モッチ

そうなんだけど、ホントは季節に関係なくもっと食べられても不思議じゃない思ってるんだ。だって、僕は他の食品に無いとってもすごい特長があるんだもん。

キナーコ

面白そう!じゃあ、勉強させてね。

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