よくあるご質問

元旦は、どのように過ごすのが良いのでしょうか?

農耕社会では一日の終わりは日暮れでした。元旦は1日の朝ではなく31日の夜から始まっていたようです。
夕方、家の周りを掃き清め、農耕具などを集めて手入れする「道具供養」をし、家族や家にあるもの全てに感謝を込め年越しのあいさつをしました。
元旦は、年神(五穀豊穣の神と祖先の霊)を迎える日と考えられています。
古い年の豊作と平穏に感謝した後、また新しい春を迎えたことを喜び、豊穣と平和を祈ったのが「初詣」です。2日は、初荷や鍬入れなど仕事始めの儀式を行うため、初詣は元旦に行ったようです。
元旦には、一族で互いに年始回りもします。農耕民族にとって共同体の「絆」(きずな)は農作業の成否に影響することでした。
元旦は最初に家族や家にあるものに感謝を込めてご挨拶します。
その後、初詣と年始回りを行うのが昔からの過ごし方です。