よくあるご質問

お鏡餅の底に「鏡開きは11日」とありますが、しめ縄はいつ下ろせばいいのですか?
また下ろした後、どう処置すればいいのでしょうか?

地域によって異なります。しめ縄などお正月飾りを付けておくのは「松の内」と呼ばれる「お正月期間」までです。元々は14日あるいは15日・16日までが松の内でした。(この頃は鏡開きは20日でした。)江戸時代になって幕府は「松の内は7日まで」というお触れを出しました。(鏡開きは11日と変更されました。)しかし、これは江戸中心のもので必ずしも全国的には広がりませんでした。ですので期間としては決まっていない、ということです。
昔は河原など水のそばの平地で正月飾りを焼き、その残り火の炭火でお供えしたお餅を焼いて食べました。お正月飾りの松や竹を焼いた煙と共にお正月期間中に鏡もちに宿られていた年神さまが天に戻られるとされてきました。また、その火で焼いたお餅をいただくことで一年を健康に過ごす願いを込めました。
この正月飾りを焼く行事を「左義長」(さぎちょう)とか「とんど焼き」「どんど焼き」「鬼火焼き」などと言い(地域によって呼び名は違いますが)、多くは14日、15日、あるいは6日や7日に行われました。
もしそういう風習が残っている地域であればそれに合わせて片付けられたらよろしい訳ですが、もし無ければ納札所のある神社に持って行かれるのが便利と思います。