パック鏡もちには、上下一体型(カップにお餅がはだかで詰まっているタイプ)と、こもち入り型(1個や2個づつお餅が個包装されているタイプ)がありますが、どちらが人気がありますか?
パック鏡もちは昭和47年(1972年)頃から、上下一体タイプの発売が始まりました。
生の鏡もちと違って「ひび割れしない」「カビない」ということで広く普及しました。
しかし30年近く経って、一般のご家庭も業務用も含め鏡開き後に包丁を使ってお餅を切るのが面倒ということで、徐々にこもち入りの鏡餅の需要が増えました。2010年以降はこもち入りのほうが上下一体方式を上回り、主流となっています。
本来、鏡もちは固くなった餅を「木槌で割る」のが「鏡開き」の伝統でした。ですので包丁を使って「切る」のは縁起が悪いと言われる方も多く居られたことから、その点からもこもち入り方式が喜ばれています。