「大きな鏡餅は床の間に」「小さな鏡餅は火の周り・水の周り」にお供えすると聞いたことがありますが、そもそも小さな鏡餅を家庭のガスコンロや風呂、洗面台など火の周り・水の周りにお供えする風習はあるのでしょうか?
また、鏡餅をお供えする場所ですが、トイレの出窓はおかしいでしょうか?
お正月に家に宿られる年神様に、主たる場所として床の間にお越しいただくということで、大きな鏡餅をお供え致します。
また、各部屋や重要な場所に「分霊」(ぶんれい)されるという考え方がございましたので、生活に必要な「火」や「水」周りににもお供えをしました。
昔は「竈(かまど)」と「井戸」は特に重要でした。
またトイレも昔は屋外の別棟でしたが、今や家の中で洗面所・風呂と近づけて配置される建築様式になり、毎日の生活で重要な場所となっていますので、ご家族の健康を祈願される意味からも全く問題ありません。